剃毛はグローバルスタンダード

つるっつるを目指して…

聖書とコーランの関係 その2

聖書とコーランの食い違い その2

人物の死期が違う

「いよいよ我ら(=アッラー自称)が彼(=ソロモン)に死の断を下した時も、さすがの彼ら(=精霊たち。ちょうどその時有名なソロモンの神殿の建設中で精霊たちはみな苦役に服していた)も全然その死に気がつかなかった。ただ一匹の土蛆がいて、それが彼の杖(=ソロモンの死体はその杖に寄りかかってあたかも生あるものの如くであった)を喰っていただけのこと。彼がばたりと倒れた時(=一年かかって蛆が杖を喰いつくし、ソロモンの死体は倒れた、がその時、神殿は完成していた)、精霊どもやっと気がついて、ああ、目に見えぬ世界の事情がわかっていたら、なにも屈辱的な苦役をいつまでも続けるのではなかったに、という次第」―コーラン34:13(14)ハディースにも引用あり。

死の時期によって全く異なる歴史が展開する人物として、ユダヤの歴史の中ではソロモン王がその代表です。若い頃のソロモンは、熱心なヤーヴェ信仰の信者で、旧約聖書の中でも「箴言」「伝道者の書」「雅歌」などがソロモンの手によるとされています。

しかし晩年のソロモンはヤーヴェ崇拝だけではなく、他の宗教を認める宗教的寛容政策を採りました。旧約聖書に述べられたユダヤ教側の主張によると、神(ヤーヴェ)はその罰として、古代イスラエル王国を南北に分断したとしています。

旧約聖書には次のようにあります。「主はソロモンに怒りを発せられた。それは彼の心がイスラエルの神、主から移り変わったからである。主は二度も彼に現れ、このことについて、ほかの神々に従って行ってはならないと命じておられたのに、彼は主の命令を守らなかったからである。対して、コーランの記述を正当とした場合には、神殿建設のさなか、つまりソロモンが非常にヤーヴェへの信仰に熱心だった時期に彼が死んだとするならば、イスラエルの南北分裂はなぜおきたのかに関して、ユダヤ教・キリスト教において展開された神学的説明とは相容れない部分です。

剃毛のススメ

聖書と類似点

子牛の像とサマリア人

聖書では、モーセ(ムーサー)の不在中に、ヘブライ人とともに出エジプトを果たした人々の一部が金の子牛像を拝んでいて、「これこそ汝の神、ああイスラエルよ、汝をエジプトより連れ出した」と聞かされています。100年後、サマリアは北イスラエル王国の首都となっています。北イスラエル王国の最初の王ヤロブアムもまた、2体の金の子牛像を造って、『これこそ汝の神、ああイスラエルよ、汝をエジプトより連れ出したり』と言ったといいます。のちの紀元前700年頃に 、別の民族がサマリアを占領して、サマリア人と呼ばれるようになりました。

コーランでは、ムーサーが不在の間の子牛の物語がかたられています。『サーミリー』(ユースフ・アリ説)もしくは『サマリア人』(アルベリー説)と呼ばれる男が、彼らの偶像崇拝を支持したことを責められています。

ホセア書の 8:5-6 には、ター・ハー 20:97 と同じ内容が書かれていてり、ホセアがヤロブアムの子牛の話に触れて、クルアーンは先の子牛像について触れています。どちらにも預言者が登場していて、サマリア人もしくはサーミリーに子牛像を破壊すると約束させています。

“ サマリヤよ。わたしはあなたの子牛をはねつける。わたしはこれに向かって怒りを燃やす。彼らはいつになれば、罪のない者となれるのか。彼らはイスラエルの出。それは職人が造ったもの。それは神ではない。サマリヤの子牛は粉々に砕かれる。 ” [聖書]

“ かれ(ムーサー)は言った。「出ていきなさい。生きている限りは,誰とも接触がなくなる。決して破れない約束(処罰)があなたにはある。あなたがのめり込んで崇拝していた神々を見なさい。わたしたちはこんなものは焼いて海の中にまき散らすでしょう。[クルアーン 20:97] ”

クルアーンによると、ムーサーによってサーミリーは誰ともふれあえないという罰を与えられました。その偶像崇拝を理由に、現代のユダヤ人もみな、サマリア人に触れることを許されていないといいます。

この解説では、ユースフ・アリは「サーミリーとはサマリア人の意味ではない」と主張しています。

もじゃもじゃ・ツルツルどっちがいいのか・・・

ミリアムとマリア

アラビア語では、「マリア」という名も「ミリアム」という名も「マルヤム」と呼ばれます。 イーサーの母マルヤムについて語る場合には、クルアーンはマルヤムにハールーンの妹、イムラーンの娘、と言った呼称をつけます。

“ 「ハールーンの姉妹よ,あなたの父は悪い人ではなかった。母親も不貞の女ではなかったのだが。」[クルアーン 19:28]) ”

“ またわれは自分の貞節を守ったイムラーンの娘マルヤム(の体内)に,わが霊を吹き込んだ。[クルアーン 66:12] ”

聖書の出エジプト記の女預言者ミリアムは、アロンとモーセの姉、アムラムの娘です。 イエスの母のマリアの時代よりも、1000年ほど前の人です。 大部分のムスリムは、ミリアムは精神的な意味での妹であって、厳密な意味では妹でないと信じています。 マリアの父の名前もまたアムラムだと考える人もいます。 イーサーの母マルヤムの時代ですが、ハールーンの姉妹マルヤムの時代とは異なることは古くからムスリムの間でも十分認知されていて、両者が別人物であることも知られていました。 しかしクルアーンの中でマルヤムがハールーンの姉妹と呼ばれていたことについては、キリスト教徒からの「ムハンマドは両者の時代を混同したために、そのように記述したのだ」 と言う批判に対して反論する必要に常に迫られました。 よくなされる反論として、ハールーンの姉妹とはハールーンの子孫と言う意味だ。と言う説がありますが、ハールーンはレビ族で、マルヤムはユダ族なので、この説を反論するのはとても難しいです。その日、町では葬式があり、住民全員がハールーンの子孫を名乗ったと言う説もありますが、そもそもそのような根拠自体が存在していません。 実際に、マルヤムにはハールーンという名の兄弟がいた。という説もありますが、マルヤムの母はマルヤムを産むまで不妊なので、マルヤムの前後に兄弟がいたとも考えにくいです。 いずれの解釈をとっても、ハールーンの姉妹と言う記述の真意は、謎に包まれています。

剃毛はグローバルスタンダード
TOPページ ヌーディスト文化 ヌードでの活動と抗議運動 その1 ヌードでの活動と抗議運動 その2 ヌードでの活動と抗議運動 その3
コーラン 聖書とコーランの関係 その1 聖書とコーランの関係 その2 コーランの翻訳と研究 その1 コーランの翻訳と研究 その2